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イチロー協騒曲

ICHIROの大リーク年間最多安打まであと残り6試合で5本となりました。最初ICHIROが大リーグに挑戦することになったとき、アメリカのほとんどのマスコミは日本人は体力スピードとも大リーグでは通用しないだろうと報じていました。

日本の評論家さえも2割8分の打率が残せれば上出来であるという論調でした。けれど現在では4割を打てる可能性のある唯一の選手はICHIROであるとさまざまなマスコミ(米)が報じています。

昨日からICHIROの打席に限り特別球が使用されていますし、マリナーズの残り全試合に大リーグの専門警備隊が同行しています。勿論ICHIROの全打席には数え切れないほどのTVカメラが向けられています。そして将来は大リーグの野球殿堂入りも確実とさえいわれています。極論すれば大リーガーを目指すアメリカをはじめとして世界中の野球少年が自分もICHIROになりたいと思う、もはやICHIROはそんな次元の存在です。それはある意味神に近いといえるかもしれません。

すべての人がICHIROは天才であるといってますし、確かに天才といえるでしょう。しかし一方でICHIROが3才の頃から野球の英才教育を受けていたというのも有名な事実です。

3才から野球をやっていたのが凄いのではありません。その頃から明確な目標を持ち続けていたというのが凄いと思います。

高校生、いえ大学生になってさえも、一体自分が将来何をしたいのか、そんなことも考えられないという人がたくさんいます。他人事ではありません。自分自身も、一体これから5年後、10年後、本当は何をしていたいのかよく分からないと思うことがあります。

今の日常が、永久に続くことを望んでいるのか、それとも何か別の自分になっていたいのか、、、それすら分からないんです。