とくとくJAVA 日記(2004.3.24)
そのビルの横にはてすりのない非常階段がついていました
階段の広さも幅5〜60cmしかないし
なにしろ手すりがないので
立った姿勢のままでは
恐くてとても登れませんでした
階がひくいうちは大丈夫だったのですが
4階をすぎるころから
何故か少しの風でも揺れているような気がしてきて
いつの間にか両手をついて
ゆっくりゆっくり登っていました。
ほとんど腹ばいのような状態で
・・・
一段のぼるのにかかる時間が
ほとんど永遠の時間のように感じられました
階段を登りきったところが
4階だったか5階だったかよく覚えていませんが
そこにも扉などはなくて
まるで空中でちぎられたままのような廊下の端に
その階段はつながっていました
その廊下の端にある教室が
私の高校時代の教室です
教室の中をのぞいてみました
中には同級生達がいました
担任が教卓のとこに立ち何か話しをしています
同級生はみんなあの頃と同じ高校生です
私だけが年をとってしまっています
けれど不思議に違和感は感じませんでした
おそるおそる教室に入ると
先生はいつのまにかしゃべるのをやめて
私の方をみています
同級生も私をみていますが
誰も私に声をかけてはくれません
私は普通にしゃべりはじめようとしましたが
泣き声になってしまいそうだったので
それを隠すように
少し声をあげてしゃべり始めました
「帰る場所を探しています」
「私の場所はここにありますか」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
夢はそこで終わってしまいました
だから結論はありません
フロイトの夢分析だとこのような夢って
一体何か意味をもつものなのでしょうか
何の意味もないかも知れません
けれど夢から覚めても
確かに自分は耳をすませて
誰かが答えてくれるのを
待っていました
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」