別に探していた訳でもないのに、きゅうに昔乗っていた車(スバル360)の写真が出てきたので、ホームページの壁紙にしてみましたよおおおおおおおおおお。
ちょっと紹介しますと、スバル360(通称テントウ虫)。昔はフォルクスワーゲン(カブトムシ)に似ていることからボロクソワーゲンとも呼ばれていました。
色はオリジナルは白でしたが、テントウムシを意識してピンクに塗装しています。また上からの写真なんでよく分かりませんが、車高を下げています。さらに屋根は切断して幌をかけています。幌をはずせばオープンカーになります。フロントにつけているのは室内テレビのアンテナです。勿論テレビを載せていたわけではないです。テントウ虫の触覚を意識しています・・・・っていうかテントウムシにこんな触覚ってあったっけ(笑)
自分としてはめちゃくちゃかわいくて好きな車でした。はじめての自分の車ってこともあって愛着もすごくありました。ドアは前開きなんですが、ある日走っていると風圧で急にドアが開いて、しかも開いた勢いで道路に落ちてしまったことがあります。
走っている車のドアが急にとれて道に落ちてしまうって、想像するだけで楽しいでしょ?そんな楽しい車でした。
幌をあけて走っていたら、座席のちょうつがいが壊れて急に背もたれが倒れてしまったこともあります。そのときには体も後ろにばたんと倒れて、運転している途中に視界が急に星空になってしまいました(つまり寝転がって空をみながら運転している感じです)、一瞬なんのことか分かりませんでしたが空はきれいでした(笑)。また少しの坂でも機嫌が悪いと上りません。踏み切りってわずかですが、線路のところが盛り上がっていたりするんですが、機嫌のよいときはともかく悪いときにはその程度でも上りません。そんなわけでよく踏み切りの途中でとまりました。私は慣れていましたが、はじめて横に乗せた人なんかは、踏み切りで動かなくなったときには顔面蒼白になるみたいでした。ただ小さい車なんで手で押すだけで簡単に動きました。だから始めての人も2度目からは踏み切りの上でエンストしても安心だったみたいです。
走っていたら急に踏み切り止ってしまう車って、想像するだけで楽しいでしょ?そんな楽しい車でした。
当時から塾の講師をやっていましたが生徒もすごく乗りたがって、小学生や中学生、一体何人の子供を乗せて走ったでしょうか・・・・
しかし、そんな状態の車ですから、まともな車検は通りません。よく知っている車屋でちょろかまし車検を通してもらっていましたが、とにかく故障や修理で1ヶ月のうちコンスタントに1週間以上は修理に出ているという状態になってついに手放すことにしました。
中古車情報の個人売買に掲載したところ、即日問い合わせがありすぐに売れました。マニアの人が多くて売れた後にも何件も問い合わせがありました。売ったのは30万円です。
写真をみているうちにまたスバルがほしくなりましたがYaphoo のオークションで探してみると、現在の相場は大体60万くらいのようです。これにまた塗装したり屋根を幌にしたりすると大体100万位になるでしょうか。そうやって買っても、おそらく修理費が恒常的にかかるし、少なくとも実用車って訳ではないですし・・・・
スバルの価値をまったく分からない人が、ある日「昔父親が乗っていたんですが、じゃまなので誰か引き取ってくれる人を探しています。ただでいいからもっていって下さい」なんて人がオークションに現れないかなあと、そんなことを期待しています。っあ、でもオークションだとすぐに値が上がってしまうし、やはりだめか。